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授業では

今回は『授業』について考えていこうと思います。
ぼくは、成績を上げるという観点で考えると、
授業というものにあまり価値を感じません。
理由は、授業を受けていても
成績が上がることはないからです。
まあ正確には、
授業を受けているだけでは
成績は上がらない、
と言えるでしょうか。

よく、成績が悪い理由を
学校の先生の授業のせいにする人がいます。
「先生の授業が分かりづらいから」
と言っている人たちのことです。
本当ですか?
先生の授業の質が成績に関係するのですか。
じゃあ、
あなたの隣で同じ授業を受けていて、
同じテストを受けた結果、
あなたより30点も点数が高い人は
どう説明するのでしょうか。
まさか、
「その人にとっては分かりやすかった」
なんて面白いことは言いませんよね?
それとも、
「元からその人は頭が良いから」
なんて言いますか?
もしそんなことを言うのなら
あなたも勉強して、
元から頭が良い状態で
授業を受ければいいのではないですか?

今回のテーマになるので
もう一度だけ言いますが、
勉強の中心を授業にしている人は
絶対に成績は上がりません。
今回はその理由を少しですが、
書いていこうと思います。

まず一つ目。
人間の記憶力はそんなに優れていない。
先週の晩御飯は何を食べましたか?
覚えてませんよね。
もし覚えている人も
1ヶ月前の晩御飯はどうですか?
ぼくは覚えていません。
ここでもう一つ質問。
勉強と食事、どっちが好きですか?
多くの人は食事、と答えるでしょう。

ではどうして、
自分が勉強よりも好きなもの
(今回で言う食事)さえ忘れているのに、
授業は覚えていられると思うのですか?
「勉強は大事だから!」という反論が
聞こえてきそうですが、
それは本当なのでしょうか。
だって食事か勉強、
どっちかしかできない、
って言われたら食事を選ぶでしょう。
それに毎日絶対に勉強してますか?
食事は毎日絶対にしてますよね。

つまり、人生において
勉強よりも優先順位が高いものさえ、
覚えていられない記憶力で、
授業の内容を覚えておくことなんて
できるわけがないんです。
一度聞いただけで覚えられる人もいますが、
あなたにその能力がないなら、
2度とその例を持ち出すのは
やめた方がいいでしょう。
現実に目を向けましょう。
自分の記憶力を信じないでください。

ちなみに、
今回のブログの1行目は
なんと書いてありましたか?
見直すためにスクロールしたり、
目線を上にやったりしましたね。
記憶力ってその程度のものですよ。

二つ目。
インプットには限界がある。
授業を聞くというのはインプットです。
読書もそうです。
受け身の勉強とも言えるでしょう。
一方その逆がアウトプット。
問題を解くという行為はアウトプットです。
インプットとアウトプットでは
アウトプットの割合を増やすべきだ
というのが世間で言われていることです。
「インプット アウトプット 勉強」
とかで検索してみるといいでしょう。

勉強において大切なのは、
問題を解けるようにすることです。
テストで問題を解かなければいけない以上、
これは変わりません。
どれだけ授業を聞いて
問題の解き方を知っていても、
テストで解けなければ意味はないのです。
入試の後で、
「この問題、解き方は知ってたんです!
でもできませんでした。
でも!解き方は知ってました!」
なんて言いに行きますか?
変な人ですよね。

問題が解けてなんぼな以上、
解くことに時間と労力を
費やすべきなのです。

授業を受けるだけでは
解く量が圧倒的に足りません。
インプットではなく、
アウトプットの量が勉強では大切なのです。

三つ目。
人のせいにした方が楽になる。
まさに今回の記事の序盤に
出てきたような人のことですね。
自分の点数が悪いのを先生のせいにする。
これってめちゃくちゃ楽なんですよ。
だって自分は悪くない
ってことになりますもんね。
自分のテストの点数が悪くても
その責任は自分にはない。

そんな気持ちで勉強する人の成績が
上がるわけないじゃないですか。
勉強って難しいんです。
自分ができないことを
できるようにするんですよ?
キツイんです。
やりたくないんです。
そんなのほとんどの人が同じです。
勉強方法や授業の質にこだわる人もいますが、
それと同じ以上に気持ちの部分は大切です。

だから、
他人に責任をなすりつけて
勉強しているようではダメなんです。
自分の点数の責任は
自分で取るしかないんです。
30点しか取れないのは
あなたの責任です。
親でも先生でも友達でもなく、
あなた自身の責任です。

授業が勉強の中心だと、
どうしてもこの感覚になってしまう人が
多いように感じています。
勉強の中心を授業にするのはやめましょう。
インプットではなくアウトプットです。
授業を受ける時間よりも、
問題を解く時間を増やすことから
始めましょう。

長くなったので、
上記の3点で終わろうと思います。
今回の記事をまとめると、
人の記憶力って脆いよね、
だからアウトプットを増やすべきだよ、

ということ。
授業だけだとすぐに人のせいにしちゃうけど、
全部自分の責任だよ、ということ。
ものすごくざっくりとまとめました。

この類のことは
いろいろ見方や考え方があると思うので、
今後も話題にしていければと思います。

ではまた

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